アトピーに戻らない暮らし

食事を改善して長年のアトピーが良くなり、今は「アトピーに戻らないような暮らし」を心がけています。

ぜんそくのはなし ぜんそくもアトピーも大人になれば治る??

私はアトピーの他に、喘息も鼻炎もあります。

また不健康自慢か!という感じですが、

小学生の頃は、喘息はアトピーよりも大きな悩みのタネでした

 

 

ぜんそくの日々

小学生の頃は、喘息と隣り合わせの毎日でした。

季節の変わり目になると、いつも肩で息をして、ゼーゼーヒューヒューとして、夜眠れない日が続きました。

大人になってアトピーがひどく、夜眠れない時もそうでしたが、

他の人がスースーと気持ちよく寝ている時に、自分だけが眠れないというのは、本当にツラいものです。

横になると苦しいので、暗闇の中で前のめりの体勢でちょこんと座っているんです。

たまに気が付いた父が起きだして、眠れない私をおんぶして、狭い部屋の中をくるくると歩いてくれたりしました。(おんぶされるとずいぶんと楽になります)

 

調子が良い時期でも、走ると息苦しくて。体育は見学しているときもありました。

まぁ、喘息関係なく、運動神経は全然ありませんでした。

早く大人になりたい!体育なんてしなくてすむ世界に行きたい!といつも思っていました。

立派な(?)大人になった今は、本当に快適です。なんて言ったって体育が無いんですから。

 

マラソン大会はいつもダントツのビリ。

クラスのガキ大将に「お前はいつもビリだよな」とバカにされ、

「追い抜かれる心配が無いというのもなかなか良いもんだよ」と答えると、

それを目撃した担任にえらく褒められ、

その年の通知表には「ユーモアのセンスがある」と書いてもらいました(笑)

 

私の喘息もアトピーも、小学校入学と共に始まりました。

鼻炎はもう少しあとで、中学生くらいからでした。

幼稚園に通っている頃は、肌もきれいで割と元気に過ごしていたのです。

なぜ、小学校入学と共に始まったのかは、正直いってわかりません。

ただ、アトピーに関しては、今現在、食事でこんなに良くなったことを考えると

給食も影響していたのかもしれません。

 

その当時、まわりの大人によく言われたのが「大人になればきっと良くなるはず」という言葉でした。特にアトピーは子供がかかる病気。そんな風に言われていました。

そんな言葉とは裏腹に私のアトピーは大人になってから大悪化するわけですが、

 

私の喘息は全く別で、大人になるにつれて治っていきました

 

喘息に関しては食べ物との関連性は無かったのだろう、という感じがしています。

それよりも、気候だったり、あとは水毒体質も影響しているような気がします。

 

薬が手放せない日々

 

中学生になる頃に、飲み薬だった喘息の薬が変わり、吸入タイプの薬を初めて渡されました。この吸入薬、今までの薬と効き目が全然違う!

息苦しさが途端に消えて、もう本当にびっくりしました。

 ゼーゼー言っているのに、シュッと吸入すると、

息苦しさがウソのように消えていきます。

 さっきまで、苦しそうだったのに、薬を使った瞬間、楽に息をする私の姿を見た父は、

あまりの薬の効き目に「なんか怖いな!」と目を丸くしていました。

 

吸入薬の出現により、そこからの生活は本当に楽になりました

 

発作を抑えられるという安心感からか、中学校に入ってからは、何を血迷ったのか、運動部にも入りました。

 

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 でも、運動しながらも、発作が出そうになったら、吸入薬を使うという生活でした。

運動部の効果もあり、体は随分と強くなりましたが、

吸入薬の使用は高校生になってからも続きました。

でも、小学生の頃のような、明らかな発作ではなくちょっと息苦しいかな?という程度のものなのに、私は吸入薬が手放せなくなっていました

なんだか、持っていないと不安なのです。

小学生の頃に嫌というほど味わった、息ができない苦しみは、もうほんの少しでも味わいたくありませんでした。

 

その当時通っていた病院では、

「喘息は本格的な発作が出ると抑え込むのが大変だから、本格的に苦しくなる前に薬を使った方が良いよ」と言われていました。

「発作が出たら大変だから」という言葉は、私の中ではとても大きなもので、一日に何回かは使わないといられないのです。

数週間おきに、高校生が学校帰りにぷらーっと病院に行き、いつもの薬をもらって帰る。という生活でした。

アトピーのステロイドも、ここでもらっていました。

 

その吸入薬は心臓に負担がかかるので、使用する間隔も厳密に決められているのですが、

それこそ、若いし、深く考えていなかったので、守っていたかも怪しいもんです。

今考えても、本当に危険だったと思います。

 

吸入薬を手放せない日々は大学生になっても続きました。

 

しかし、ある日、いつも通っていた病院の先生から「この病院を閉めることになった」と言われます。

そういや、患者さん、全然いないよね。なるほど。

いつ行っても患者さんは私だけ。学校帰りの夕方に行っていたというのもあるのでしょうけど、土曜日に行っても、患者さんが多い感じはありませんでした。

 

でも私は薬がもらえれば、それでよかったですし、先生も気の良いおじさんで、

行ったら「最近、学校どう??」みたいな感じで雑談をして帰っていましたから。

 

その病院は無くなっても「近くの病院にカルテを移すから、そこで診てもらえるから大丈夫だよ」ということでした。

 

かかりつけ医はオランダ人??

 

さて、いつも行っていた、病院が無くなり、新しい病院へ通うことになりました。

それがまた、ウソみたいな話ですが、そこの病院の医師はオランダ人男性でした。

 

私が住んでいたのは地方都市でしたが、割に都会な方だったので、外国人も結構住んでいたでしょうから、日本語以外での診察が受けられる病院は必要だったと思います。

 

でもなんで私が??バリバリの日本人ですけど。

おそらく近隣でカルテを受け入れてくれたのがその病院だけだったのでしょう。

病院名は普通に地名が付いていたと思います。だから初めて行ったときは仰天しました。

 

診察室で先生と向かい合って座ると、ひとり黒船来航状態(笑)

英語の授業なんかでは外国人の先生っていうこともありましたが、なんかこう、向かい合ってたった一人で外国の方と接するのは初めてでした。

えー!オランダ人の先生って…!と冷や汗をかいていた私でしたが、

先生の日本語は流暢で、日本語以外にも何か国語かに対応できるというすごい人でした。

 

オランダ人医師の診察の仕方は、今までの先生たちとは少し違っていました。

看護師さんも入ってくることはなく、とにかくじっくりと話を聞くのです。

それは初回だけではなく、2回目以降もずっとそうでした。

 

「吸入薬が欲しい」と言う私に、

「一日に何回くらい使っているの?」

「それは何時ごろ??」

じっと、目を見て聞かれます。

先生は薄茶色の髪にきれいな瞳です。

 

「えっと、何時ごろかな…。朝とか…。寝る前とか…」

先生は曖昧な答え方には、また質問をしてきます。

そして「息苦しいと言うのは、どのくらいの息苦しさですか??」

「吸入薬を使うと楽になりますか??」

じーっと見つめる先生の視線。

「……」

何と答えて良いのかわかりませんでした。

なんだかウソをすべて見抜かれてしまったような気がしました。

私はもう薬を使うほど、息苦しくはなかったのです

 

先生は「この薬は予防薬としてずっと使い続けるような薬ではないから」

「まずは薬を変えてみましょう」と発作を抑える薬ではない、

治していくことを目的とする別の薬を処方してくれました。

 

そこからは、薬を手放すのは簡単でした。

医師の「この薬は予防に使う薬じゃない」の一言で、私は、いとも簡単に薬から卒業できました。

結局は不安だから使っていただけで、きっと高校生くらいにはほとんど治ってしまっていたのだと思います。

 

何と言うか、このオランダ人医師が特別に優秀だったとかではなく、

ただ単に私にはきっかけが必要だったのです。

「薬はもういらないんじゃない?」と強く言ってくれる人が必要だったのでしょう。

 

もちろん、そのオランダ人医師が話をよく聞いてくれたいうのも良かったと思いますし、

何より、今までとはあまりに違う医師だったということも良かったのです。

心のどこかで、もう薬はいらないんじゃないかと思っている自分がいたのに、

薬が無いと不安になる自分が、それを抑え込んでいたんです。

 

 

オランダ人医師にはアトピーの診察もしてもらっていました。

彼がアトピーを見てしきりに言っていたのは

洗いすぎなんじゃない??」ということでした。

「毎日洗う必要なんかないよ。そんなに一日で汚れないから!」とよく言われました。

お風呂には毎日入りたいんで…と思いながら聞き流していましたね。

お風呂に対する考え方。そこはやはり、お国柄というのもあるのでしょう。

もちろん、洗いすぎは良くないと思います。

 

母国語でもない日本語をペラペラと喋り、「軟膏」という漢字をさらっと書くようなすごい先生でした。今でもとても感謝しています。

 

喘息は大人になってからは、風邪をひいたときに、少し息がしにくいかな?という程度には今でも姿を現しますが、発作がおきるということはなくなりました。

「大人になったら治る」がアトピーにもあてはまれば良かったのに!

とは思います。残念ながら私のアトピーとの戦いは大人になってからが本番でした。

 

 

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