添加物を避けるようになって普通の肌へ近づきました
「良くない油」「小麦粉」「納豆(食べ過ぎで遅延型アレルギーになったもの)」
を避け、腸内環境を良くする「プロバイオティクス」や「食物繊維」を取り、
砂糖を「オリゴ糖」に替えてからというもの、私のアトピーは本当に落ち着きました。
でも、それでツルツルになったかといえば、そこまでではありませんでした。
もう一段階上のステージに上がったのは、「添加物」を気にし始めてからです。
正直、「添加物」のことを言い出してしまうと、
「食べるものがなくなる」度合いがもっと上がってしまうので、
見て見ぬふりをしていました。
でも、食事でこれだけアトピーが良くなったので、やっぱり体に入れるものは
「ちゃんとしたい」と思うようになりました。
添加物を避けた生活をしていると、
私の肌は、より、普通の健康な肌に近づいてきました。
正直、自分の首に艶がある状態なんて、見たのは生まれてはじめてだと思います。
きっかけはこの本
添加物を避けなければ!と真剣に思えたのはこの本がきっかけでした。
今までも、添加物に関係する本は何冊か読んでいました。
でもこの本は添加物の研究開発をされていた方が書いていて、ものすごい説得力だったのです。まさに内部告発という感じです。
この本を読むまで、食品に添加物が入れられるイメージというのは
食品メーカーで、商品の研究開発をしている人たちが、
ずらーっと並んだ添加物の瓶を前にして、
「これを入れればもうちょっと、ふわっとするんじゃない?」とか、
「これを入れたら色がもうちょっときれいに出るんじゃない?」とか、
「もうちょっと日持ちするんじゃない?」とか。
そんなことをあーだこーだ言いながら、少しずつ添加物を混ぜていく。というものでした。
でも、この本を読んでみると、私のイメージはどうも違うらしいのです。
添加物にも、添加物メーカーというものがあり、
色々な添加物を化学合成したり、食品メーカーが使いやすいような添加物を日々生み出しているのだそうです。
添加物メーカーは食品メーカーに添加物を使ってもらうことが仕事です。
添加物メーカーによって研究開発された添加物は、食品メーカーに売り込みをされます。
「これを入れるともっと長持ちするようになりますよ」とか
「色がよくなりますよ」とか。
極めつけは、「他社の食品メーカーも使っていますよ」
よく原材料で目にする「加工デンプン」や「酸味料」なんかも一言で書いてありますが、
実は様々な物質を合成して作ってあるので、一体何が入っているのか、
私たちにはよくわからないようになっています。
しかもデンプンって別に悪くなさそうですし、
酸味という言葉もすっぱいの?くらいの感じで、
体に悪くなさそうなネーミングに替えられているのです。
その添加物を使っている食品メーカーですら、何が入っているのか、よくわかっていない、ということもあるそうです。
添加物を気にせずに食品を買うと、知らず知らずのうちにかなりの種類の化学物質を口にしてしまうことになります。
体に本当に影響は無いのか?の疑問
「添加物が入っていても微量だから、大丈夫。国もオッケーしているんだし。」
私はずっとそう思っていました。
というか漠然とそう思うようにしていたのだと思います。
だって気にしていたら、コンビニ弁当なんてひとつも買えなくなってしまいます。
でも、それって本当にそうなのかなぁ。と思うようになりました。
ひとつひとつに入っている量は少しでも、その人がそれをどれくらい食べているのか。
他の食品に入っている添加物と一緒になるとどうなるのか。
最近は添加物が入っていない食品の方が珍しいので、食べている物ほとんどに入っているとなるとかなりの量になってしまいます。
私はお菓子なんかでも気に入ったらそればかり食べてしまいます。
もしそれが添加物まみれのお菓子だったら。
添加物の怖いところは、自分の体の中で、一体どの添加物が、どれだけ悪さをしているか、一切わからないということです。
この本の著者は
自分が食品を買うときはもちろんのこと、妻にも買い物の際には添加物の少ないものを買うように口うるさく言っておりました。
と書いています。
ご自身が添加物の仕事をしているからこそ、その危険性がわかる。ということ
なのだと思います。
これってかなり怖いことです。作っている人たちが買いたくないものを私は買っているということです。
あきらかに健康に害が及ぶことがわかっているんです。
買い物はしっかり裏を見てから買う
添加物を避ける!となると、買い物はかなり大変です。
大変だけど、一度買えるものを見つけてしまえば、そう苦ではなくなりました。
今では、焼肉のたれはこれ!お好み焼きソースはこれ!ポン酢はこれ!
というように決まったものを買っています。
自然食品のお店に行けばすぐ見つかりますし、普通のスーパーでも
原材料を見てきちんと比較したら一つくらいは添加物が少ないもの、
人工甘味料を使っていない商品を見つけることができます。
でもそれは、添加物を使っているものよりも少し値段が高いことが多いです。
添加物を使わないと安くは作れないということなんでしょう。
その価格が当たり前になってしまったから、どの食品メーカーも添加物を使わざるを得ない、という状態になってしまっているのだと思います。
食品メーカーは小売業者が求めるような、商品を作らなければ、店舗に置いてもらえない。
価格をおさえなければ、消費者に買ってもらえない。そうなれば添加物に手を出してしまうのは、至極自然な流れなのでしょう。
企業が利益を求めるのは当たり前です。資本主義社会ですから。
企業は、私のアトピーが悪化しようが、そこまでは考えてくれません。
それでも、添加物を使わないことをモットーにしている食品メーカーも
たくさんあります。
ちょっとくらい高くてもそちらを選ぶようにしています。
ちょっと高いなぁ。と思っても、ここはケチらないことにしています。
アトピーが悪化していた時は皮膚科やら健康食品やら、怪しげな水やら。
いったいいくら使ったのかわかりません。
そのお金があれば、色々なことができたでしょう。
今は皮膚科にも行かなくてよい状態を保っているので、
自分にとってアトピーが悪化しない食品にお金をかける方が結局は経済的なんだと思うようにしています。
添加物がたくさん入っている物は買いたくない!という人たちが増えれば、企業の姿勢も変わってくると思います。
日本の企業は、消費者が求めるものを作るのがすごく上手ですから。
みんなが添加物を当たり前に避ける日が早く来ると良いなぁ。と常々思っています。