いつからアトピー?子供の頃は放置でした。ステロイドを塗るだけ!
これまでのアトピーのことを、思い返して書いておこうと思います。
私は6歳ごろからずっとアトピーでした。
幼稚園まではきれいな肌をしていたのですが、
小学校入学と共にアトピー人生が始まりました。
アトピーと共に喘息も患っていました。
小学生の時は喘息の方がつらかったという記憶があります。
すべてが小学校入学と共にスタートしているところを見ると給食なんかも怪しいよなぁ
と思ってしまいます。
あの牛乳を毎日飲ませる制度……やめませんかね。そろそろ。
牛乳が良い悪い論争は置いておくとしても、毎日おんなじものを取らせるっていうのがまず問題だと思います。一日おきにするとか、お茶じゃだめなのかと思います。
小学生の時は典型的なアトピーで、肘、膝の後ろに出ているという感じです。
成長すれば治るとも言われてました。
しかし成長過程でも一向に治る気配はなく、
だんだん年を重ねるにつれ、出る場所が首や顔にも上がって来ました。
小学校から大学まではそんな感じです。
でもこの頃はアトピーとは全然、戦っていませんでした。
もう小さいころからずっとあるし、あるのが当たり前というか。
ステロイドの外用薬を塗りながら、何となく騙し騙し日常生活がおくれていれば
良かったのです。
ステロイドを塗れば少しは良くなるし、浮き沈みはありますが、顔にはそんなにでていなかったので、ものすごく悩むということも無かったです。
両親も心配して評判の良い皮膚科や東洋医学の先生の所にも連れて行ってくれましたが
これといった成果もなく。
人生最大の悪化はある日突然でした
本当の意味でアトピーとの戦いがはじまったのは
結婚後の20代後半からでした。
昔よりもだいぶ出方がひどくなってはいたのですが、
激しく悪化したあの日のことはよく覚えています。
私の場合、この日に悪化した!というのがはっきり言えるほどの出方でした。
その日は、久しぶりに友達から連絡が来て会うことになり、
二人でカフェに入りケーキセットを食べ、別れました。
友達と別れてすぐ体が痒くてたまらなくなり、おかしいなぁと思いつつ電車に乗るのですが、電車に乗って座っていると猛烈なかゆみ、ほてりに襲われました。
電車の中で掻きまくるわけにもいかず、全身がうずうずして震えが来るほどでした。
確かにその頃はずっとアトピーの調子は悪かった。
アトピーの悪化はゼロから急に爆発することはないので、
やっぱりじわりじわりと調子が悪くなっていきます。
その時もステロイドを使いながら生活していましたが、
友達と会ったその日に決壊は崩れ、
その日からは今まで経験したことのないアトピーとの本当の戦いが始まりました。
おでこからは黄色い汁が出はじめ、瞼は腫れ、唇は両端が切れて開かないし、ヘルペスもできました。
それはみるみるうちに全身に広がりました。
痒みで眠れない日々が続きました。
皮膚科には行きましたが、いつものようにステロイドの塗り薬と抗アレルギー剤。
こちらとしては半泣き状態で、「先生助けて!!」という感じなのですが、
こんな患者さんたくさんいるんですよね。たぶん。
そのころは、自分は重症アトピーだ!という気持ちでいましたが、他の方の画像を見ると、重症までは言えなったとは思っています。
でも、女性なんて顔にちょっと湿疹ができただけで、気分的に落ち込むと思うんですが、
真っ赤な顔して、瞼が腫れて、おでこから黄色い汁出しているなんて
本当に地獄です。
アトピーが悪化すると瞼が腫れるので人相が変わってしまいます。
朝、鏡を見るのが怖い。鏡を見てはしくしく泣いてました。
悪化した当初は両親などが「その時食べたケーキに悪いものが入ってたんじゃないの?」とか言われたこともありますが、
たぶんそういうことではありません。
かなり調子が悪かったのに、また送り込まれてきた消化しきれない食べ物に、体が限界を迎えたのだと思います。
アトピーに効くものを探す日々
そのころ私がネットで必死に探していたのは
アトピーに効くという、自然食品や入浴剤やクリームの数々!
もうネットで検索しまくりの毎日です。
このころ健康食品やサプリメントは本当に色々試しました。
何となく効いたり、効かなかったりでした。
びっくりするくらい高い健康食品にも手を出しました。海洋深層水的なものでしたが、
あれだけでも軽自動車1台分くらいは使っているかも。
だって、絶対治るって言われたんです (笑)しかもこれを使って治ったアトピーは再発しないとも言われました。今は「絶対ウソやろ。」って思います(笑)
治ってみて思うことは、健康食品に頼る前にまず自分の体に合わない食べ物を徹底的に避けるのが先だったなぁということです。
ぼろぼろな腸に何を送り込んでも、効果は薄かったと思います。
そこから、自分に合う健康食品を見つければ、かなり結果が出てくると思います。
ただ、何が自分の体に合わないのか、何が合うのかを見つけるのが本当に難しい(泣)
この頃の私はというと、アトピーに効くものを探しながらも、
朝はマーガリンやショートニングが入った小麦粉のパンを食べ、
おやつにはマーガリンやショートニングがたっぷり入ったクッキーを食べてるんですから
そりゃ治るはずがありません。
この悪化の日を一番の底として
そこからは色々と試行錯誤しながら妊娠と出産を迎えます。
食べ物をかえ、自分に合う健康食品やサプリメントを見つけました。
でも完治しました!とは堂々と言えないです。
油断して色々食べるとアトピーは少しずつ戻ってくるはずです。
自分は、何を食べてもアトピーが出ない人の体とは違うと思っています。
私の今の生活の基本は、アトピーが戻ってこない生活を送る!
そのためには何かを我慢したりすることも必要ですが、今はそれもあまり苦ではありません。今はつるっとした肌をしています。
今は良くない食べ物がわかっているので
食べたいなぁと思った時は、「これを食べるときっと腸の中で良くないことがあるなー。」と想像します。
例えば、クッキー。あれって作ると焼く前の生地って、ねっとりべっとりしています。
焼いたらサクサクになりますけど、元々はアレ。アレが腸壁にべったりとこびりつくのを想像します (笑)
「あー。絶対良くないぁ…。」と思います。食べたら一瞬は幸せだろうけど。「まぁ食べなくてもいっか。」と思えます。
甘いものとかは今でも大好きなので、食べることをあきらめてはいません。
小麦粉を使っていなくても、美味しいものがたくさんありますから。
今でもグルテンフリーで、体に優しくて、美味しいお菓子を探す毎日です。